東京都北区の王子にある飛鳥山公園には、渋沢史料館があり、北区でも、古くから渋沢栄一の事をより知ってもらおうとしてきていたが、いよいよ大河ドラマで渋沢栄一が主人公として取り上げられること、そして2024年には1万円札の顔になることで、北区も盛り上がってきた。
そして、私たちも北区にある企業として、北区にも様々な名所があり、全国の方に東京都内の方にも、北区をもっと知ってもらい訪れてほしい、そして渋沢栄一の晩年の棲み処となった北区だが、まだまだ渋沢栄一の事を知らない人達にもっともっと知ってもらいたいという想いから、お土産にもなるような北区発渋沢栄一商品を企画開発しようということになった。
前回、まずは「青淵のたたずみ」について明記したが、今回の商品にはもうひとつの饅頭も入っている。
【さくらみるく餡饅頭・まずは餡作りから】
オリジナルみるく餡のベースは変わらない。
渋沢栄一の渡仏で味わった感動と日本へ持ち込んできた食文化の融合で生まれた和洋テイスト饅頭。
そこに北区が渋沢栄一の終息の地として、また30年近く過ごした場所として、飛鳥山の桜も愛したことだろう、そして日本の代表的な花である桜を誇らしげに眺めていたことだろうという想いをどこかで伝えたいと考え、北区のシンボルマークであるさくら風味を取り入れることにした。
さくら風味とはいっても、桜餅とは違う、和洋の融合。
さくらは一年中咲いているものではなく、期間がかなり限られている。
雪解けから春に向けて。また新しく始める気持ちになれる3月から4月に向けての気持ちをずっと持ち続けられることができたならという渋沢栄一の理念のようなものとも一致するような気がして桜を選んだ。
桜は香りづけではなく本格的に。一年中食べられるには、桜の葉を塩漬けにして保存。これらを 細かく刻み、みるく餡に練り込んだ。
みるく餡の甘味と桜の葉の塩味が相まって絶妙な甘さとなった。
【薄皮にはオートミール】
オートミールといえば、今となっては健康志向のひとたちには欠かせない食材となりつつある。海外では朝食として一般的に食べられている。
「oats(オーツ麦)」と「meal(食事)」という英単語を掛け合わせて「オートミール」と呼ばれるようになった。水溶性食物繊維(β-グルカン)が豊富で玄米の約3倍、白米の約22倍の食物繊維が含まれており、またビタミンB1、ミネラル、鉄分、カルシウムも多く含まれ、近年、栄養満点で、腸が綺麗になる等スーパーフードとして若い女性から健康志向の幅広い層に絶大な人気がある。
★豆知識として
①オートミールの優れた栄養素
・タンパク質 約18%
・食物繊維 約96%
・カルシウム 約4%
・鉄分 約44%
・ビタミンB1 約16%
・ビタミンB2 約16%
②オートミールが身体によいと言われる所、可能性
・高血圧予防として
・高血糖予防として
・食物繊維が豊富なので満腹感も得られ、便秘解消にも
・β-グルカンも入って免疫力向上、がんの予防にも良いとされている
・血中コレステロールを下げる
期待度の高いオートミール。渋沢栄一も渡仏時の朝食で食し、よく食べていたとされたものだと言われているが、これを微細粉末にしたものを薄皮に練り込み焼き上げているので、どこか香ばしさも感じるのではないだろうか。
■商品名のこだわり
東京北区。。。渋沢栄一の終盤の棲み処、飛鳥山。今そこに重要文化財としてあるもうひとつの建築物「晩香蘆」。
晩香廬は、渋沢栄一の喜寿(77歳)を祝い贈られた洋風茶室。
栄一はここで多くの賓客を迎え入れた。
洋風と和風の要素を取り入れた談話室には意匠を凝らした室内装飾がなされている。
さくらと茶室でおもてなし。ここから生まれたのが「晩香蘆のもてなし」だ。
渋沢百訓饅頭【晩香蘆のもてなし】
パッケージのこだわり 次回へ続く。。。
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