渋沢栄一をもっと知ろう!【1】

今、埼玉がアツい!メディアでは、至る所に渋沢栄一について誰かが語っている。地元民の愛も強いのだろう。

NHKさいたまラジオ、「日刊!さいたま~ず」では、冒頭に渋沢栄一についての情報を紹介している。さいたま近辺でしか視聴できないが、3月24日、「渋沢栄一検定」についての話があった。

主催は株式会社旺栄。東京北区にある企業だが、渋沢栄一は、北区にもかなり深い関わりがある。

栄一は埼玉の深谷で生まれ育ち、そして亡くなるまでの30年間は東京北区の飛鳥山に邸宅を構えて暮らしていた。その飛鳥山には「渋沢史料館」があり、数々の渋沢翁の功績をたどる事がこの資料館ではできる。

この渋沢史料館監修のもと、渋沢栄一の功績や精神、理念についての学びを広めるために企画された。

 

渋沢栄一は、多くの苦難や逆境の中、尽力してきたわけだが、現在の先行き不透明なコロナ禍を生き抜いていくヒントがあるのではないだろうか。

大河ドラマを観て関心をもった人、企業人、ビジネスマンにとっても栄一の生き様を学ぶことでたくさん得られることがあると思う。

渋沢栄一検定はオンライン検定となっている。2021年1月31日から申し込みを開始し、2月15日から2022年の2月14日まで検定が受けられる。何回でも受けてもよし!

 

初級は渋沢栄一の生い立ちから青年期、実業家としての歩みや功績が中心に出題されている。

中級は初級の範囲に加えて渋沢栄一の理念や思想に関する問いが中心となる。

60分で30問、それぞれ4択の中から回答していく。

何も見ないで解く事は勿論、渋沢史料館監修の公式テキスト本をみながら解いていく事も可能。但し、60分で自動的に終了してしまうので、ゆっくり探している暇はないかもしれない。

初級は60%以上、中級は70%以上が合格ライン。パソコンからでもスマホからでも受けられる。

合格者には認定証が送付されるほか、毎月合格者のうち抽選で初級は20名に1000円のクオカード、中級は10名に武州発酵藍染めの商品がもらえる。

 

 

ここでひとつ、簡単な問題を出題してみよう!

【初級】

渋沢栄一が製造会社の経営に携わり、日本での普及に一役買ったアルコール飲料はどれか?

①ワイン ②ウォッカ ③ウィスキー ④ビール

【中級】

渋沢栄一は1888年に東京・兜町に邸宅を建て、移り住んだ。のちに東京駅を手掛けた、日本近代建築の父ともいうべき建築家が設計を担当したが、それは誰か?

①吉田鉄郎 ②磯崎新 ③辰野金吾 ④前川國男

 

正解は・・・

初級問題は④のビール、中級問題は③の辰野金吾だ。

事前に勉強しておきたい方は、渋沢栄一検定公式テキストが全国書店で売られている。

または、渋沢×北区飛鳥山おみやげ館でも購入可能。勿論ネットでの購入も可能。

2024年には、1万円札の身近な顔になる渋沢栄一。

まずは力試しをして、渋沢栄一をもっと知ってみよう!