2021年2月下旬、埼玉県深谷市と東京都北区で「青天を衝け」NHK大河ドラマ館がオープンした。コロナ禍ではあるが、約1か月間の運営で両ドラマ館ともに、来場者が10,000人を超え、春休みに入り益々たくさんの人が訪れている。
今回は、深谷の大河ドラマ館をご紹介しよう。
埼玉県深谷市は、渋沢栄一生誕の地であり、青年期まで過ごした故郷であるが、とても素敵な町である。
JR高崎線(上野東京ライン・湘南新宿ライン)で深谷駅からは徒歩15分程度だった。
勿論タクシーでも5分程度だが、道も広く徒歩のほうが気持ちよく歩けると思う。
大河ドラマ館は、深谷生涯学習センター・深谷公民館の1階に展示されている。
(写真トップ参照)
ここに到着するまで、石垣の塀の城址公園があったり、なかなかの風情が感じられる。
ドラマ館の外には、1万円札のデザインや生誕181年のパネルなどが大きくあり、ここで写真をとっている人が多かった。
中に入ってみると、見事にドラマのセットが再現されている。栄一の家の中だ。裕福だった栄一の家庭は、雇っていた農民とともに雑魚寝をしていたといわれている。
父市郎右衛門は白衣で作業していた。
まだまだ見どころ満載なのだが、実際に訪れて体感してもらいたい。
ドラマでもたくさん藍染め布が色鮮やかに天に向かって干されていたが、ここドラマ館でもいたるところに青い生地がかけられている。また壮大なドラマのロケ地の紹介や、どのように撮影されているのかなど、各キャストの思いも含め、映像を通して我々に説明ししてくれる。
また、ドラマ作中、良質な藍づくりを村の人たちで相撲の番付に例えて発表し、今後よりすばらしい藍づくりに貢献してもらえるように栄一が考えたシーンがあったが、その番組で実際に使われたものなどが多数展示されていた。
武州藍自慢の番付表
栄一は、楽しみながら皆のために考えていった人だとわかる場面だった。
ドラマ館だけでも見どころはいっぱいあるのだが、深谷という町自体が、渋沢栄一の功績をそのまま再現したような場所がところどころにある。
一日では全てを観る事はできないかもしれない。2日はかけてゆっくりと回るのをお勧めする。
ドラマ館の中には勿論土産物が購入できるお店もある。地場の野菜やお菓子など盛りだくさん。やはり深谷といえば、ふっかちゃんの頭にもはえている深谷葱。
スーパーの葱と違って太くて甘い。是非食べてみて欲しい。そして、深谷の葱味噌せんべいはやはり買って帰って欲しいもの。
その他地酒もある。お酒のおつまみに最適なものものも盛りだくさん。
一度訪れてみる価値あり。
深谷大河ドラマ館 2021年2月16日~2022年1月10日迄
住所:埼玉県深谷市仲町20-2
当日券 大人(18歳以上)800円 小人(小中学生・高校生)400円
団体券 大人(18歳以上)640円 小人(小中学生・高校生)320円
北区とのドラマ共通券 大人(18歳以上)1,200円 小人(小中学生・高校生)600円
開館 9:00~17:00(最終入館16:30迄)
お問い合わせは 渋沢栄一青天を衝け 深谷大河ドラマ館
入場販売管理センター TEL:048-551-8955
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