「満足は衰退の一歩」「他人をも利することを考えよ」企業500社を興した実業家、渋沢栄一。ドラッガーも影響された「日本資本主義の父」が残した黄金の知恵を、5代目の子孫、渋澤健氏が書籍として蘇らえさせた一冊、「渋沢栄一 100の訓言」。この本は日経ビジネス人文庫から出版しており、増刷を繰り返しロングセラーとなっている。
私たちはこの本と渋澤健さんとの出会いによって、世の中に今一度、栄一翁の考え方や教えを知ってもらいたいという想いのなかで、「渋沢百訓饅頭」という饅頭を開発した。
NHK大河ドラマ「青天を衝け」が放送されているが、同時に埼玉県深谷市と東京都北区では、お互いが地域の偉人として今一度広めていく活動を始めている。私たちは北区からの発信をしているのだが、改めて渋沢翁の考えに触れ、新しい広め方を模索してみることにした。
お饅頭ひとつひとつに渋沢翁の訓言を明記し、パッケージのQRコードから明記された訓言が飛び出す。当時の渋沢翁の文献、そして現代の言葉に直してのメッセージ、更に日本語のみならず、英語や中国語の簡体文字、繁体文字で表現し、広く知ってもらいたいという願いを込めてサイトを立ち上げた。お饅頭も特徴のある味に仕上げている。渋沢栄一が初めてフランスに渡り、渡航中に食べたオートミールやミルクとバター、そして甘いもの。
以降大好物となったそうだが、当時を偲ばせる、これから開国する日本というイメージを表現するために、白餡（和）とミルクとバター（洋）を融合させたオリジナルみるく餡に、オートミールを薄皮に練りこんで焼き上げた饅頭を作り上げた。ほんのり懐かしい上品な味がする。
渋澤健さんもお饅頭を通して少しでもこの教えが広まることを心から喜んでくれた。
渋澤健さんは、渋沢栄一の玄孫に当たる方だ。幼少期をアメリカで過ごし、日本で投資顧問会社を創業されている。
左は渋澤健さん、右は当社永野社長
渋沢百訓饅頭を持って撮影
素敵な出会いに感謝するとともに、皆の繁栄を心から願って。。。
渋沢翁の訓言は、毎日占いのように確認できる。